タンポポだより
>>タンポポだより >>  「伊丹十三記念館・その1」 

建築家 中村好文さん・・・・記念館にとって、ピッタリの方に巡り会ったのです。

どなたがいいのか・・・美術館や博物館に足を運んだ回数なんて、たかだかしれています。
玉置社長は建築や建物が好きな方ですが、私と相性のいい建築家は誰れがいいのかと考えあぐねていたようでした。

デモ、本当にラッキーでした。
ある方の御紹介で、中村さんの仕事を見にいきました。おそば屋さんとブティックの内装でした。

私は居心地がよかった!
簡潔で、あたたかくて、センスがいい!
使い勝手がよくて、お客様にはさりげない心配りがありました。
きっと私と合う、いいものを作って下さる、この方以外にない!
中村さんに決めた!!

お逢いしました。
中村さんの事務所・・・・小さな台所やトイレがすごくいいの!もう〜〜私、住みたかった(笑)

丸い黒縁のメガネをかけてらして、天然パーマ(?)のくせっ毛で、小柄で飄々としてらっしゃる。黒目がちの瞳はクルクル表情を変えます。

中村さんの好きな事━━。
お酒、お料理、おいしいもの。
愛唱歌は、三橋美智也と美空ひばり。
一番から3番迄、ほとんどあきれる位歌えるらしいのです(笑) しかもJAZZ迄・・・・。
猫が好き!

そして、なにより「伊丹十三が大好き」なのです。

中村さんが仰った。
「僕にとって、伊丹十三は兄貴みたいな存在なのネ」と、ポツリ・・・・。

中村好文さんの伊丹に対する愛情と情熱が記念館に反映する。
どんな建物になるのでしょう〜〜。本当に楽しみなのです。
・・・・よろしくお願い致します・・・・・中村さん!

 

宮本信子

 

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