 2005. 7.17 − 2006. 1.10 |
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2005. 7.17 前略、御免下さいませ。 かすかな寝息が聞こえています。深夜。雨の音。 今日退院した「ニャンキン」が、安心して彼女の好きな椅子の上で眠りこけている。 左手に頭をのせ、右手で顔をかくすようしている・・・電気の明かりが眩しいのかしら。 アッ！「ス━━ フフフッ」と鼻から空気を吸い込み。 一瞬止まって、ゆっくり、深く吐く。 「ホラ、なんて可愛いんでしょ！」 今、話し相手はいません〜〜。時計の音が大きく時間を刻む。 ３年前だったかしら、「８月はブルー」という詩を書きました。 こんな詩です。お知らせ致します〜〜。
８月はブルー，ブルー，ブルー，ブルー |
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2005. 7.29 撮影所。「マルタイの女」が最後でした。 ８年振りに日活撮影所にいきました。 何にも変わっていなかった。 あそこでお茶を飲んで、このステージで・・・。 ・・・そして、違うステージに行くには、ここを通って・・・。 控え室はあそこ・・・。 人があまりいませんでした。 １０時に着いたので、多分セットに入っていたり、 ロケで出発した後だったのかも知れません。 撮影所の前の団地も健在！ ベランダに洗濯物が一杯干してありました。 いつか見た風景。 いいわねぇ〜撮影所は！ あらっ、まぁ〜〜ぁ！ あとは、タンポポだより・・・・で。 |
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2005. 8. 4 前略 御免下さいませ。 台風も過ぎ、久し振りの夕暮れ散歩。 スタスタ歩く。 風がそよそよ吹く。 蝉が一匹鳴き出す。 あ〜〜ぁ、とうとう暑い夏の始まり・・・・。 ジ━━ン〜〜、ジ〜〜ン。ジ━━、ジジ〜〜〜ン。 ミィ〜〜ン、ミィ〜〜ン。僕も私もと二匹、三匹と続けて鳴く。最後には合唱のように！ どうしてでしょうネェ━━。どうして蝉の声きくと、私は眠くなるのでしょう（笑） 体がだる━━くなって、頭が何も考えられない状態になり、半分、眠ったまゝ歩いている・・・あぶないですよ、そんな感じ・・・・。 今日こそ残りの寒天でコーヒーゼリーを作りましょ！ よく冷やしたコーヒーゼリーをタッパーの中から大きなスプーンですくい、よく冷えたガラスの小鉢に入れる。 ツル・ツル・ツルリン！ でも寒天が店頭から消えたようです。 サテ、どうしましょ、次の一手は・・・。 |
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2005. 8.24 伊丹記念館は、２００７年５月１５日の完成を目指します。 ５月１５日は伊丹十三の誕生日です。この日に決定したのは子供達からの意見でした。 場所は、愛媛県松山市。 建築家は、中村好文さん。 時間があまりありません。２年なんてすぐたってしまいます。でも、建築家中村さん、助手の長谷川泉さん、又、伊丹プロ社長玉置さん（実は「一六タルト」の社長でもあります）、我々家族と、いつも私をサポートして下さる弁護士の先生方、そして、仕事で御縁のあった大切な人々・・・・。 皆さんのお陰で、船は出航しました！ 楽しみです。私・・・・・とっても！ |
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2005. 9. 2 残暑御見舞い申し上げます。 この夏、どう過ごしたのか・・・・・。 ２００７年５月の完成めざす「伊丹十三記念館（仮称）」の準備を始めました。この事は「タンポポだより」にも書いておりますし、これからも書くつもりですので省略致しますネ。 それから日舞のやりなおし！ 初心に戻る!! 「松の緑」からやりなおしをしようと思いました。 私はやはりキチンと基礎ができていない・・・そう痛感したからです。 「名取（猿若信子）」のお名前いただいたのですが、コレハ少し早かったのではなかったのかと、恥じています。 猿若清三郎先生（ＮＨＫ大河ドラマ「義経」の所作指導をなさっておられます）の日本橋の稽古場に通い、叱られてばかりおります。でも、叱られるのは、イイ事です。 何度注意されても出来ないので自分が情けなく、くやしく、自分に腹も立つのですが、逆にファイトも湧きます。 夏こそ稽古で汗を流す！（笑）
映画や、ＪＡＺＺライブ、美術館にも行きました。しかし何より夢中になったのは、洋画家「三岸節子」です。 追伸 「伊丹十三単品ＤＶＤ」第１弾 、８月２４日、本日発売です〜。 |
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2005. 9.29 前略、御免下さいませ。 洋画家「三岸節子展」（生誕１００年記念）。 ＪＲ東海道線に乗って・・・一人旅・・・平塚迄。 「駅のホームに降りたら、そのままで居てネ。絶対動かないでネ！」と友達が言いました。 まるで「お子様一人旅」のよう〜〜（笑） 名古屋のデパートの催し場でみたのがついこの間です。今回は平塚美術館。 ゆっくり落ちついて、好きな絵を何回もくり返し見ました。 「この絵スゴイ！エネルギーに満ちている・・・。えっ？８８才？！」驚きと、敬愛の気持ちで一杯になりました。 記念館の模型ができました！ 中村さんの事務所で打ち合わせです。 「・・・イイ・・・。絶対、イイ !! うわぁ〜〜（笑）」どこにもない、見たこともない素敵な記念館になることでしょう！又、大きく一歩進みました。 ＪＡＺＺ・・・１１月、１２月歌います。 さぁ〜〜楽しいライブ！何を歌おうかしら？ドレスは？ 頭がクルクル廻りはじめました（笑） |
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2005.10.20 前略、御免下さいませ。 不意打ちですね、突然の「秋」・・・・。 いつまでもつきまとう湿気と、強い日差しです。 「地球」は怒っているのだから仕方がない━━。 もうアキラメマショと思っていました・・・・やっとホッとしています。
御病気の方、体調崩されていらっしゃる方、大丈夫ですか。 今日のＴ・Ｐは一寸変ですけれど・・・。心配なのです。 同世代の皆さん、生きているって、満更でもないって、思いたいですネ。 |
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2005.11. 8 前略、御免下さいませ。 松山に行って参りました。 空は、どこまでも青く、雲がポッカリポッカリ浮かんでいます。 東京から松山に着くと・・・・自然に深呼吸しています。 時間が、ゆらゆらのんびり・・・・過ぎてゆく。眠りそう（笑） 東京で忙しくセカセカしていたのは一体何なの？ どうして━━？（笑） 伊丹記念館の建築予定地に、玉置さん（伊丹プロ社長，一六タルトの社長）建築家の中村好文さんと助手の長谷川さん、又現場をお任せする業者の方々、一六タルトの社員の方々、そして私と息子達。 全員揃って予定地に集り、「土地と建物を確認しましょ」という計画です。 土地は、一六タルト本社前。（現在駐車場） 日差しが強く、風も吹いている中、皆で現場へ。 なんと !! なん〜〜と！ 敷地には、白いビニールテープで印がしてありました。 「うわ〜〜ぁ」白いテープが輝いてみえました（笑） 私はテープの周りを足早に歩く。子供達はノロノロ歩く。 「ここに建つんだわ、記念館！」 中村さんが「お客さんは、ここから入って・・・・受付があります。ここは、常設展示室ですネ・・・・ここが・・・・次に・・・・」 私は想像する。何度も目をつむる。 現場に立ち、初めて味わう。・・・・身震いしそう！ 皆さん、それぞれ・・・急に無口になりました。 何か・・・一瞬、おごそかな空気に包み込まれました。 決意と情熱！静かな、内から湧きたつ緊張！ 「さぁ・・・・いよいよ始まる！」 私、皆さんに言いました。 『記念館の名称は、「伊丹十三記念館！」決めました !! 』 これで、又、大きく一歩進みました。 |
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2005.11.28 前略、御免下さいませ。 １１月１８日、渋谷セルリアンタワー東急ホテル２階「Ｊｚ Ｂｒａｄ」のジャズライブ出演迄あと１０日間！ だんだん迫ってきます。 終わったら旅に行きたいです。 景色のよい静かな森の中を歩く。 鳥のさえずりにじ━━っと耳を傾け、木漏れ日を全身で受けとめる。 風にそよぐ木々の紅葉を見上げる。 生きている事の幸せと感謝を祈り、又歩く。 脳の中は新しい細胞に生まれ変わり、（私の勝手なイメージ〜〜）少しだけ頭が賢くなる（笑） そうなったらいいけれど・・・・ならないでしょう、絶対！（笑） でも、いいの〜〜私の３分間の空想デシタ〜〜。 さぁ━━歌いましょ！練習、練習（笑） |
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2005.12.18 前略、御免下さいませ。 ジャズライブ、終わりました！ 「タンポポだより」をクリックして見て下さいネ。 年内、あと２回のＪＡＺＺ ライブ。 １２月１２日 虎ノ門ＪＴホール １８時から歌います。 ＜ニューオリンズの街を救おう＞ チャリティ ライブ コンサートです。 １２月２５日 札幌 X'mas ＪＡＺＺ ＮＩＧＨＴ。 もう師走です。 「伊丹十三記念館」年末には公式に発表するつもりです。 楽しみにしていて下さい !! 追伸. 師走は「WOWOW」で伊丹映画が続々と上映されます。 |
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2005.12.30 前略、御免下さいませ。 札幌１２月２５日 Ｘ’mas JAZZ NIGHT は 1st , 2nd とも完売と聞きました！ もう嬉しくて、とっても喜んでおります〜〜。 今年最後のライブです。当日お逢いできるのをすごく楽しみにしております。 さて、また昨夜とび入り〜〜♪♪♪(笑) 歌ってしまいました！場所は新宿角筈区民ホール。 出演してらした本多俊之さんに呼ばれて、壇上へ━━。 本多さん楽譜用意してらしたの(笑) 歌っている写真出来ましたら「タンポポだより」に書きますから見て下さいませネ。 年末の大イベント!! 「伊丹十三記念館」連日、打ち合わせしております。 発表迄あと少しです。お楽しみに〜〜。 追伸. 師走は「WOWOW」で伊丹映画が続々と上映されます。 |
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2005.12.31 前略、御免下さいませ。 いよいよ暮れも押し迫ってまいりました。「火の用心」の拍子木が聞こえています。 私は風邪もひかず、つつがなく無事一年を終えようとしています。 雪の札幌 Ｘ’mas JAZZ ライブ〜〜〜♪♪ お客様の大声援と拍手！ほんとうに幸せな２ステージでした。幸せ一杯で帰京！ そして「伊丹十三記念館」発表の会見も無事終えました。８社のテレビカメラが一列に並んでいて、もうビックリ！しました。 出版関係。新聞社。テレビと活字のメディアの皆さんが大勢いらして下さいました。嬉しかったです！ また、「伊丹十三記念館」発表後のイベント「ゴムデッポウ」。２９才の伊丹が作った短編映画を上映。伊丹はフィルムを捨てもせず大切に保管もせず、湯河原の家の戸棚の中に４０年以上も放っておいたのです。見つかりました・・・・１度だけの上映会。 新潮社、季刊誌「考える人」の編集部の皆さん、関わって下さった皆様に感謝致します！ありがとうございました。 ＨＰ御覧の皆さん〜〜〜！ 手洗い、うがいを致しましょう〜〜〜、忘れずに。 お正月のお休みに「タンポポだより」書くつもりです〜〜。 沢山（笑）・・・・そのつもりです〜〜〜（笑） 今年はこれで・・・皆さん！よいお年をお迎え下さいませ。 |
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2006. 1.10
今年もよろしくお願い致します。 |
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宮本信子
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