タンポポだより
>>タンポポだより >>  「・・・遠野への旅・前編・・・」
 


仕事が一段落したら旅行したいわ!と、K子さんに約束したのが何年も前のこと。
「ゴッホが好きだから、オランダのゴッホ美術館に行きたい。死ぬ前に」ナンテ言っていましたが、 何と選んだのは国内二泊三日の旅でした〜〜〜(笑)

昔の日本の懐かしい風景・・・静かで、落ち着きがあって、ひっそりとあるそんな風景が見たい! 今すごく思う。自然と共存して暮らす人々や生活を少しでも感じたい〜〜〜。

国内の小さな旅をしよう・・・開発や観光で失われつつある前に日本のよき風景に接したい!

柳田国男「遠野物語」は今年発刊100周年記念です。

7月7日七夕。快晴。9時少し前東京駅。タクシーを降りたら、偶然前の車から降りてくるK子さんに逢う!
二人してびっくり〜〜〜(笑)

東北新幹線の車中、二人で予定をたてる。本を読み、下調べしていましたから打ち合わせはすぐ終わり、 後は宿泊先の御主人にアドバイスを頂くことにする。

旅行は泊まる所が大切です。遠野で2泊します。ホテルは今回やめました。私達の条件・・・個室、お風呂、 トイレ付。これは、はずせません。
インターネットで検索しました。ピィーンと来た!勘です。直感です!

ここはよさそう〜〜〜民宿 B&B くら乃屋。

B&Bとは、ベッドと朝食がついています。夕食はフリー。
私はいつも思うのです・・・旅館のおいしい御馳走は嬉しいけれど・・・私には量が多くて持て余します〜〜残すのは勿体ないやら、板前さんに申し訳ないやら・・・結局、残してしまうのですが、罪悪感を持ちます。

B&Bコレハイイハ! あっ〜〜〜猫がいる。K子さんも私も猫が大好き〜〜〜(笑)
私は決定ボタンを押す〜〜〜。

釜石線に乗り換える。荷物をフウフウ言い乍ら階段を昇り降り・・・もうダメ・・・帰りは宅急便で
送りましょうネと誓う。釜石線は単線です。両サイドはうっそうとした緑が窓ギリギリまで迫ってくる!
突然、景色が開け、山や田んぼが見える!いいぞぉ〜〜〜(笑)

遠野駅に着く!出迎えて下さったニコニコ顔の蔵本さんにお逢いしました!
あ〜ぁ、私の勘が正しかった。やっぱり〜〜〜(笑)

くら乃屋に到着。奥様にも御挨拶〜〜〜ホントに気持ちの良い御夫婦です。
受付のお部屋の窓際に、まっ白い6.4Kgの猫ちゃんがお昼寝しています。どっしり〜〜〜雄、ハンサム!
私は気付きました。アララ・・・蔵本さん達、言葉に訛が全くありません?!(最後にお話ししますネ)


                    着いてすぐ・・・

   
 
蔵本さんご推薦のおそばやさんに行く。
暮坪(くれつぼ)かぶの薬味でおそばを頂く。
ビックリ〜〜〜おいしい!すご〜〜〜い!
K子さんと二人でコーフンする(笑) 「コレハナニ?」って私。
K子さん「私、てんこ盛りは駄目だけど、山盛りならいけるわ」と笑う。
メニューは、ふつう盛り・・・大盛り・・・山盛り・・・てんこ盛りから選べます。 暮坪地区しか出来ない珍味、 大根みたいだけれど、かぶ。
わさびの味と香り、辛い〜〜〜コレがイイのです。

あ〜ぁ、そば好きの伊丹さんに食べさせたかったわ〜〜〜(笑)
 


南部曲り家千葉家。 馬は大切な家族。 竈の熱が馬の背にいくよう天井に工夫があります。



千葉家を背に風景 ・・・何か、ほっとします。
 



「クマに注意」の看板がよくあります。タクシーの運転手さんは、到着してすぐクラクションを鳴らし 「オーイ、オーイ」手を打ち案内してくれました。私達も真似しました(笑) 片道20分杖をつき、うっそうとした森の中に、巨大岩、民話の中に出てきます・・・続石・・・。

 


又、手を叩いて森へ入る。五百羅漢です。ひと通りの説明を終えて運転手さんが言いました。



「ここは『どんど晴れ』NHKの 朝ドラでロケしたんですよぉ〜〜〜」私とK子さん、目を合わせてニヤッとする。
 

 

K子さんがデジカメで撮ってくれました。
他に行った所は、不動岩、卯子酉(うねとり)神社、登っても登っても急な階段でした・・・愛宕神社。 これで1日目は終了。


夕食は、日本料理を〜〜〜綺麗な新しいお店。
K子さんと生ビールでカンパーーーイ。(笑)




          前編終了・・・後編、今暫くお時間を下さいませ〜〜(笑)

   
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