タンポポだより
>>タンポポだより >>   「・・・伊丹十三賞・・・」 
   
 
「伊丹十三賞」の記者会見を無事に終え、ほ──っとしております。
テレビや新聞に掲載されて、とっても嬉しかったです。取り上げて頂き有り難うございました!

映画や舞台の制作発表とは違います。
雰囲気や空気感・・・何もかも。
館長の仕事は、私の想像を超え、思ってもみないことを体験させてもらっている・・・そんな気がします。 そうなのです!
私の個人的な事でなく、記念館の代表として言うべき事、するべき事を世の中の方々に知って頂く・・・。 ですから責任がある!
そうなのです!
でもだからといって、プレッシャーやストレスを抱え込んではいけません。
むずかしい顔をしないで楽しく、楽しく〜〜〜(笑)
だって楽しい事しているんですもの〜〜〜(笑)

「伊丹十三賞」の記者会見で、私がお話しした事を知っていただきたくて載せました。
でも最初と最後のところは、省略してあります。


何故「伊丹十三賞」を作りたいと思ったのか・・・
それは、伊丹の笑顔が忘れられないからです。

伊丹映画に関わった方々や、映画に出演して、今迄あまり知られてなかった方々が、出演後その魅力や実力を認められ、どんどんいい仕事をなさって活躍する── その事は伊丹十三にとって、心からの・・・大きな喜びでした。
「皆、忙しくなって、嬉しいねぇ〜〜〜。こんな嬉しいことはないねぇ〜〜〜!」と満面の笑みで、口癖のように言っておりました。
そばにいた私は、その姿が強く印象に残っています。
そういう伊丹の思いを・・・「伊丹十三賞」に託したいと思いました。

「伊丹十三賞」の特徴は三つあります。
1つ・・・びっくりした
2つ・・・おもしろい
3つ・・・誰にも分かる

伊丹自身がそういう人だからです。作品にも反映しています。
「伊丹十三賞」は伊丹からのエールです。

最後に、この賞の選考委員を快く引き受けて下さった、周防監督、中村好文さん、平松洋子さん、そして南伸坊さんに感謝致しております。ありがとうございました。
簡単ではございますが私のご挨拶とさせていただきます。
   
 

宮本信子

 

 

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